Story 001
“いい感じ”をともに紐解く。
家族みんなが心地よい住まいへ
T さん

光が丘で暮らすTさんは、子どもの校区を変えずに住み替えられる中古マンションを探していました。条件に合う物件を見つけたとき、購入を決める前の内覧から相談したのが、以前からママ友として交流のあったサクラヤケンチクの原田早矢香でした。その後のリノベーションも二人で進め、予算の配分や夫婦それぞれの好みを生かした空間づくり、家具選びまで、一つひとつ相談しながら、Tさん家族に合う住まいをかたちにしていきました。リノベーションの過程と、完成後の暮らしを二人で振り返ります。

DATA

物件名

練馬区光が丘T様邸
物件種別
中古マンションリノベーション
家族構成
ご夫婦+お子様2人
築年数
40 年
間取り
3LDK+塔屋
専有面積
80.91 ㎡
リノベーション価格
700 万円
工期
1 カ月
施工内容
水回りの交換、壁天井・ 床材の張り替え、内装造作

物件の内覧から始まったリノベーション

まずは、リノベーションを考え始めたきっかけから教えていただけますか。

Tさん:もともと光が丘の賃貸住宅に住んでいたのですが、子どもが小学校に入ったこともあり、住まいを見直す中で中古マンションの購入を考え始めました。小学校の校区内で良い物件があればと、長い目で探していたところ、予算と広さの両方で条件を満たす物件を見つけたんです。
不動産会社の方は、どうしても物件を売る立場で説明をなさるじゃないですか。もちろん嘘をついているわけではないと思うのですが、素人目にはわからない問題があったら嫌だなと思って。以前からママ友として交流のあった原田さんに、内覧への同行をお願いしました。

原田:家を買うのは勇気がいることですし、やはり不安もありますよね。でも、実際に拝見してみたら、気になるところは全然なくて。とてもきれいに住まわれているお家だなと思った記憶があります。

Tさん:いろいろな物件を見ているプロの原田さんにも確認してもらって「大丈夫だよ」と言ってもらえて安心して購入を決めました。その流れで、実際にどこをリノベーションするとよいのか、費用はどのくらいかかるのかといった具体的な話も聞かせてもらいました。

物件の購入だけでなく、リノベーションについても、そのまま原田さんに相談されたんですね。

Tさん:はい。不動産会社が提携している業者にお願いした場合のおおよその金額も確認したのですが、最終的にサクラヤケンチクさんにお願いした一番の理由は、原田さんのセンスへの信頼ですね。
もちろん、以前から交流があって相談しやすかったこともあります。でも、原田さんご自身がリノベーションしたお家に何度か遊びに行って「年季の入ったマンションがこんなに素敵になるんだ」と目で見て体感していたことは大きかったですね。

“いい感じ”をともに考え、かたちにする

限られた予算の中で、どこに費用をかけるか。その優先順位から一緒に整理していったそうですね。

原田:当初は、水回りを交換したい、壁や床もきれいにしたい、というお話をいただいていました。ただ、お客様ご自身で優先順位をつけるのはなかなか難しいと思うんです。なので、いったんご希望をすべて伺って見積もりを取り、そこから「何を優先していくか」を一緒に整理していきました。

Tさん:結局、ほとんどお願いしたんですけどね(笑)。ただ、どうしても予算は限られているので、「ここは我慢しよう」「ここにはお金をかけよう」と一つひとつ一緒に整理してくれました。

ショールームで実物を選ぶ中で、ご夫婦の好みの違いも見えてきたとお聞きしました。

Tさん:実際にショールームへ行ったり、色見本を見せてもらったりする中で、私と夫の好みの違いが見えてきたこともありました。私が「あ、これいいな」と言ったら、夫は「え、こっちやろ」みたいな。

原田:Tさんは明るいナチュラル系の色味が、旦那さんはダークな色味がお好きだったんですよね。

Tさん:そうそう。それまで一緒に暮らしていても、お互いの好みの違いを意識する機会があまりなかったので、ちょっと驚きました。

原田:ご夫婦で意見が分かれることは、けっこう“あるある”なんです。そうした意見の違いから家づくりがつらくなってしまうのが、私は本当に嫌で。ご夫婦が楽しく、仲良く、円満に進められるようにアドバイスすることは意識しています。

Tさん:そのときに原田さんは、洗面やトイレ、お風呂のエリアは夫好みに、リビングは私好みに仕立てるよう提案してくれたんですよね。「空間ごとにテイストを分けても、家全体としておかしくならないよ」と。空間のバランスも取りながら、お互いの好みも生かしてもらえて、ハッピーな提案でした。

リビングは明るくてナチュラルなTさん好みのテイストに。向かって右の壁に無垢の木を張ったことで、温かみと奥行きがより感じられる空間に。
洗面脱衣室は、旦那さん好みのダークな色味に。 洗面台は、必要なものをしっかり収納できるよう収納量を重視して、使いやすさにもこだわりました。

原田:「壁は奥さん、床は旦那さん」というように、ご夫婦それぞれの好みを一つの空間に入れて融合しようとすると、まとまりがなくなってしまうこともあるんですよね。そうならないように、イメージや事例を共有しながら「こういう感じでまとめていきましょう」と、皆さんに納得してもらえるようにお話ししています。

Tさんご自身は、どのような住まいにしたいと考えていたのでしょうか。 

Tさん:私自身は家に関する具体的なイメージを持てなくて「とにかく“いい感じ”にしてほしい」と何度も言っていたんです。その“いい感じ”が何なのかを、一緒に考えてくれました。そしたら「リビングだけに力を入れれば、ほかは力を抜いてもいい」と言ってもらえて。

原田:すべての部屋を完璧にするのはなかなか難しいですよね。私も自宅をリノベーションしたときは、リビングだけに費用をかけて、ほかは費用を抑えながら、リビングに合わせたテイストでつくりました。それでも雰囲気を壊さずにまとめられると身をもって実感していたので、ご提案できたのかもしれません。

Tさん:リビングに壁紙の代わりに一面だけ無垢の木のパネルを張る提案もしてくれましたよね。最初聞いたときは「壁に木を張る?」みたいな(笑)。でも、原田さんが「絶対に良くなる」と言ってくれることへの信頼があったので、「それなら、ぜひお願いします」と。

原田:白い壁の一面に無垢の木を張るだけで、部屋の印象がガラッと変わるんです。リビングがおしゃれだと自分たちの気持ちも上がりますし、来客があったときに「素敵ですね」と言ってもらえたら、やっぱりうれしいですよね。

Tさん:そうそう。私自身もそうですが、小学4年生の子どもが家にお友達を呼ぶようになって。初めて来た子が「〇〇ちゃんち、いいね」と言っているのを聞くと、子どもたちも喜んでくれているんだなとうれしくなります。

子供部屋は、明るくやさしい雰囲気に。 家具はTさんと一緒にIKEAで選び、実際の暮らしをイメージしながらコーディネートしました。

家具選びまで伴走。暮らしを心地よくする“小さな工夫” 

工事中は、現場をご覧になったんですか。

原田:実は現場にも見に来てもらいたくて、何度か声をかけたんですけど、意外と来なかったですよね(笑)。

Tさん:完成を楽しみにしていたので。でも、工事中の写真をこまめに送ってくれて、日に日に家がよりよくなっていくのを感じていました。

原田:工事中も、お客様が不安な気持ちにならないよう、できるだけ現場をオープンにすることは心がけています。現場を見るのが好きな方には何度でも来ていただけますし、なかなか来られない方にも、写真を定期的に共有するようにしています。

実際に新しいお住まいで暮らしてみて、いかがですか?

Tさん:ただただ、ハッピーという感じです。私がこんなにおしゃれで素敵な家に住めるなんて数カ月前までは予想もしていなかったので。間取りは変えていないのに、こんなに印象が変わるんだなというのが率直な感想です。
それから、収納をたくさんつくってもらったことで家が片付くようになりました。リビングの大きな収納はIKEAのものなんですが、購入するときは原田さんに同行してもらいました。
大きな家具を買うのって勇気がいるじゃないですか。新しい家に合うかどうかも含めて一人で決めるのは自信がなくて。

原田:色や扉の種類がたくさんあってカスタマイズできるから、実際にお部屋を見ないと決めにくいですよね。

右奥の収納とテレビ台は同じシリーズのIKEAのもの。テレビ線やコンセントを収納の中に通すことで配線が見えず、 掃除もしやすくなっている。

Tさん:そうなんです。原田さんに「棚は白で、扉は木の組み合わせもかわいいよね」と言ってもらって「あ、確かにめっちゃいい」と思って。

原田:お部屋にもTさんの好みにも合うんじゃないかなと思ってご提案しました。家具も、ご要望があれば一緒に見に行ったり、選ぶお手伝いをしたりしています。

Tさん:あと、収納を壁にぴったりつけるには、もともとあったコンセントを一つふさがなければならないと聞いていたんですが、原田さんが収納の背面に穴を開けて、中までコンセントを通してくれていました。なので、掃除機を収納したまま充電できるんです。
それも、「どうでしょう」と、ちょっとサプライズのような感じで見せてくれて。自分ではそこまで全然考えが及ばなかったので、すごくうれしかったです。

最後に、これから家づくりやリノベーションを検討している方へ、メッセージをお願いします。

Tさん:「こうしたい」というイメージがあって、細かいところまでこだわりたい方にとっても、原田さんのセンスはすごく心強いと思います。
反対に、私のように「いい感じにしたいけれど、どうしたらいいかわからない」という人にとっても、一緒に考えながら伴走してくれるパートナーだと思います。
今はInstagramなどにも情報があふれていて、その中から一つひとつ自分で選んでいかなければならないのは、けっこう大変なことなんだと実感しました。
だからこそ、誰に相談して、誰と一緒につくるかはすごく大事だと思います。パートナーとして、心から一緒につくってもらってよかったです。

取材・執筆:佐々木ののか
撮影:柴田愛子